もし、あなたがこれからお金をかけて、ネットで広告を打つとしたら、ここでご紹介する、“7つの数字”を必ず把握するようにしましょう。
この数字を追わないのは、単なる怠慢です。そして、効果計測しない場合、大切なあなたのお金を無駄にしてしまう可能性が高いです。
それでは、早速、その7つの数字をご紹介させていただきます。
ネット広告で把握すべき7つの数字
- CPA(Cost Per Action)
- 購入率
- CPO(Cost Per Order)
- 一人当たりの購入単価
- 年間購入回数
- 年間購入単価
- 年間広告費用対効果
この7つの数字です。
この7つの単語は、丸暗記できるほど繰り返し見てもらい、いますぐ覚えていただきたいほどです。
それでは、ひとつずつ説明していきます。
1)CPA(Cost Per Action)
CPA(シーピーエー)は、コストパーアクション。
つまり、“一人の見込客を獲得するのにかかったコスト” のことです。
例えば、30,000円の広告を打って、連絡をくれた人が5人いた場合は、CPAは、
30,000 ÷ 5人 = 6,000円 となります。
一人の見込客を獲得するのに、6,000円かかったことなります。
このコストは、業種、業態によって異なります。たとえば、クレジットカードの新規見込み客を獲得しようとしたら、CPAは、数万円以上かかりますが、健康食品のモニター募集であれば、数千円で済む場合もあります。
2)購入率
購入率は、言葉のとおり、連絡をくれた方が商品を買ってくれた割合です。
例えば、先の例で、見込客になってくれた人のうち2人が、商品も買ってくれたとしたら、購入率は、2人(購入者) ÷ 5人(見込客)×100(%) =40% となります。
40%が高いかどうかも、業種・業態によって異なりますが、まずは、“数値を把握しておく大切さ”を理解しておきましょう。
3)CPO(Cost Per Order)
CPO(シーピーオー)は、コストパーオーダー。
“購入してくれた方の一人当たりにかかったコスト” のことです。
CPAと混乱してしまうかもしれないので、もう一度、おさらいします。
- CPAは、“広告に反応してくれた人にかかったコスト”
- CPOは、“商品を買ってくれた人にかかったコスト”
です。
どちらが重要かと言うと、当たり前ですが、CPOの方が大切です。(なぜなら、最終的には商品を買ってほしいですからね。)
先の例で言うと、CPOの計算方法は、3万円で、2人の方が商品を買ってくれたので、
30,000円 ÷ 2人 = 15,000円
となり、CPOは、15,000円です。
4)一人当たりの購入単価
次は、一人当たりの購入単価です。
これは、言葉のとおり、商品を購入してくれた方の購入単価です。
たとえば、あなたの商品の販売額が、10,000円の場合、先の例で言うと、CPOは、15,000円ですので、15,000円以下の場合、現時点の広告の採算は、“赤字”となります。
ただし、一度目の購入で黒字になることは稀です。一般的なビジネスであれば、一度お客さんになってくれた方が、リピーターとなってくれて、ようやく利益が出る場合がほとんどです。
ということで、次の5つ目以降の数字の把握が大切です。
5)1年間の購入回数
次は、1年間の購入回数です。
もし、同じお客様が、あなたの商品を1年に2回購入してくれたら、1年間の購入回数は、2回となります。
6)年間購入単価
そして、次に、年間購入単価を計算します。
先の例では、10,000円のものを2回購入してくれたので、
年間購入単価は、10,000円 × 2回 =20,000円
となります。
これで、ようやく広告費用が黒字になります。(先ほども書いた通り、ほとんどの場合、一度目の購入で広告費用を回収して、黒字になることはありません。)
そのため、より長いスパンで広告費用を計測するために、1年間の購入単価を算出する必要があります。
7)年間広告費用対効果
最後に、年間広告費用対効果の割合を出します。
この数字で、あなたが投じた広告の費用対効果はどれくらいだったのかを、パーセンテージで見ることができます。(ネットで広告を出す場合は、本来ここまでやるべきです。)
計算式は、簡単。
≪売上 ÷ かかったコスト ×100%≫
で算出します。
先ほどの例で言えば、2人の方が1万円の商品を2回買ってくれたので、
売上は、 2人×10,000円×2回 = 40,000円
かかったコストは、広告費用の30,000円。
つまり、年間広告費用対効果は、
40,000円 ÷ 30,000円 ×100%=133%
となります。
※この例では、広告投資したことにより、33%お金が増えたことになりますね。
WEBサイト運営は、確率論ゲーム
極論を言わせていただければ、ホームページやオウンドメディアを商売で使っている方は、“この数値をいかに上げられるかのゲームをしています”。
ゲームという言い方は、少し語弊があるかもしれませんが、私は、どうせやるなら(仕事をするなら)、楽しくやった方がいいと思っています。
そして、このゲームをうまくやるためにも、今日ご紹介した以下の7つの数字をぜひ覚えておいてください。
今日ご紹介した数字のまとめ
- CPA(Cost Per Action)
- 購入率
- CPO(Cost Per Order)
- 一人当たりの購入単価
- 年間購入回数
- 年間購入単価
- 年間広告費用対効果
以上、ご参考にしていただければ幸いです。
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