マラソンから得たこと

sample_marathon


「もう止めたい!」

雨の降る中、痛む足を引きずりなんとか歩いていた。

先日、神奈川県の三浦半島のマラソン大会に参加した。
距離は21キロ。ハーフマラソン。

今まで学生の時のマラソン大会で5キロくらいしか走ったことがない私にとっては、過酷な挑戦となった。

「よーい、スタート!」

人生で初めてのハーフマラソンが始まった。いつもは、車が走っている道路は走りだす人で埋め尽くされていた。

「やばい、始まっちゃったよ。ははは」と、最初は友達と軽快に笑いながら、楽しく走っていた。

スタートから1キロくらい人は、人が多くて前に行きたくても行けない渋滞状態だった。

ただ、少し経つと、だんだんと距離が進むにつれて、渋滞状態が解消されて、走りやすくなってきた。


「○○。もう先に行っていいよ。」と運動神経の良い友達に気を使って、先に行ってもらった。

僕は、先に行く友達の姿を見ながら、「ここからが勝負だ。」と思った。




・・・「あれ、足が痛いかも。」

走り始めてから、まだ5キロくらいを過ぎたところで、自分の右足に違和感があるのに気がついた。

まだまだ先は長いのに、マイった。

ただ、足の痛みを騙し騙し走っていき、なんとか、残り5キロの看板が目に映った。


やった。あと残り5キロだ。

その時、右足の膝のあたりに激痛が走った。

「イタッ!」

痛いのと同時にショックが大きかった。

なぜなら、リタイヤの文字が頭に浮かんだからだ。

・・・(※以下、回想)

「今度俺、ハーフマラソン走るんだ。」といろいろな人に自信満々で公言していた自分を恨んだ。

「えー、田中途中でリタイヤしたの?」
「カッコワリー!」

多くの人の避難の声が頭の中で聞こえた。

・・・ここで、リタイヤする訳にはいかない!

再度、自分の足に鞭を打って、足を引きずりながら歩き始めた。

そして、残り5キロを必死になって歩き切った。

途中で、何度も、もうやめようかな。と思いながら歩き切った。


ゴールについたとき、もう大会の終焉で、テントが片付けられようとしていた。

既にゴールした友達は、もう着替えも終わっていて、ゴールで待ってくれていた。

僕は、雨が降りしきる中、足を引きずってゴールした。

でも、ゴールできた安心感で、晴れ晴れしい気持ちがした。

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