WEBサイトには、″rel″と言う記号を使って、WEBページへのリンクに補足情報を付加することができます。(補足情報を付加することで、Googleなどのロボットにも正しい情報を伝えることができ、検索順位対策に有効ですので、WEBマーケターの方は、rel属性についても知っておく必要があります。)
ここでは、サイト運営をする方が知っておいて損はないrel属性をご紹介させていただきます。
rel属性を使うメリットと役立つrel属性一覧
HTML文にrel属性を追加するメリットは、検索エンジンに正しいページ情報を伝えることができ、SEO対策やペナルティ回避につながります。
今回ご紹介させていただく実際に使えるrel属性は以下の4つです。
- rel=”nofollow”
- rel=”canonical”
- rel=”author”
- rel=”next”、rel=”prev”
それでは、一つずつ、詳しくご説明させていただきます。
特定のリンク先に付ける rel=”nofollow”
一番最初にご紹介するのは、rel=”nofollow”です。
これは、SEO対策の一つとして知っておいて欲しいのですが、自分のWEBサイトから信頼できないサイトや価値が低いサイトにリンクを張ると、自分のサイトの信頼度も下がってしまいます。そのため、基本的には、信頼できないサイトや価値が低いサイトには、リンクを張ることはおすすめされません。
しかし、場合によっては、信頼できないサイトや価値が低いサイトにリンクを張らなければならない場合があると思います。そのとき、利用するのが、rel=”nofollow”です。
rel=”nofollow”は、自分のサイトからリンクを張るけれど、Googleのロボットにはリンクをたどってほしくない場合に使います。
rel=”nofollow”を使ってリンクを張ると、自分のサイトの価値を下げることなく特定のサイトにリンクを張ることができます。
実際にリンクの張り方は、以下の通りとなります。
また、グーグルからも、nofollowの使い方に関する具体例が紹介されております。
URLの正規化する rel=”canonical”
次にご紹介するのは、rel=”canonical”です。
rel=”canonical”は、検索エンジンに優先したいページを伝えるために使うものです。
具体的には、どんなケースで使うのかと言うと、基本的には、コンテンツが重複されてしまうページに使います。
重複ページが存在すると、ペナルティを受けてしまう可能性があり、SEO対策上よくありませんが、たとえば、ECサイトなどではどうしてもコンテンツ内容が類似してしまう場合があります。
商品内容はほとんど同じですが、色だけが違う場合で、それぞれページが存在すると、重複コンテンツとなってしまい、検索順位に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのようなときに、商品Aだけを優先ページとして、検索エンジンに伝えるために、rel=”canonical”を使います。
使い方は、商品Bと商品Cのページのヘッダー部分に以下の記述をします。
<link rel=”canonical” href=http://samplesite.com/itemA>
</head>
※記載する場所は、商品Bと商品Cページのヘッダー箇所なので注意してください。
WEBページと制作者を結びつける rel=”author”
rel=”author”は、WEBページと個人のGoogle+アカウントを紐づけて、誰が書いたコンテンツかをGoogleに伝えるものです。
この属性はどんなときに使われるかというと、一つのサイトを複数の人数で運営・管理していて、どのページは誰が作ったコンテンツなのか、ということをGoogleに知らせるときに使います。(Googleは、サイトコンテンツ内容はもちろん、誰が書いたコンテンツなのか?ということも重要視するようになってきています。)
記載方法は以下の通りです。
※実際のリンク例):川口浩治
上記記載をすることで、このページは自分が書いたことが証明されます。
1ページが長くなってしまった場合にページを分ける rel=”next”、rel=”prev”
最後にご紹介するのが、rel=”next”、rel=”prev”。ページネーションと呼ばれるタグです。
これは、本来は1ページで表示したいけれど、長くなってしまうので、別ページに分けたりするときに使います。
たとえば、Googleの検索結果には以下のように数々のページが表示されて続きのページが表示されます。
このような続きのページがある場合は、rel=”next”、rel=”prev”を使ったほうがいいです。
また、Wordpressサイトで表示される『新しい投稿』や『過去の投稿』などにもrel=”next”、rel=”prev”は使われています。
使い方は、以下の通りです。
1ページ目の記載方法
2ページ目の記載方法
<link rel=’next’ href=’http://samplepage.com/page/3′>
※上記の内容を各ページに設定していきます。
最後のページの記載方法
この設定を行うことにより、検索エンジンには続きページであることを伝えることができ、SEO対策にもなります。
ということで、今回は、WEBマーケターなら知っておくべきrel属性を4つご紹介させていただきました。
以上、ご参考まで。
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