とある社長さんが、「WEBマーケティングを活用して売上を上げる!」と気負った場合、100%に近い確率でよくやる間違いがあります。
ほとんどの方が、WEB(インターネット)をビジネスに活用したいと思ったときに、最初に考えることは、「ホームページを立ち上げて、オウンドメディアも運用して、SNSもやろう!」と、目的が、ウェブツールを活用することになってしまいます。
しかし、ウェブをビジネスに活用するためには、WEBマーケティングの大前提を勉強しておく必要があります。
そもそもWEBマーケティングとはどういう意味?
超有名な経営学者のピーター・ドラッカーはマーケティングについて、このように言っています。
これは、大切な概念です。
要するに、ドラッカーは、販売行為(セリング)をしなくても、勝手にお客さんの方から買いたいと言ってもらえるような状態をつくることを、マーケティングとして定義しています。
この定義を用いて、改めてWEBマーケティングを考えると、
ということになります。
数多くの企業や事業主が、ホームページを作ったり、オウンドメディアを運用したり、商品のランディングページを作ったり、SEO対策をしたり、PPC広告を打ったり、TwitterやFacebookなどのSNSを利用したりしているのは、全て、お客さんの方からアプローチしてくれる状況を作る活動(WEBマーケティング活動)をしています。
そのため、ツールを使うこと(例えば、WEBサイトを作ること)を目的にするのではなく、なぜ、そのことをやるのかを常に考えておく必要がありますので、大前提として、ここでいま一度、WEBマーケティングの目的をしっかりと把握しておきましょう。
効果がでないホームページの例
このようなお話をすると、「そんな当たり前の話は聞きたくない!」という経営者の方もいらっしゃいます。しかし、WEBマーケティングの目的を本当に理解していれば、このようなホームページを作ることはありません。
- ホームページが古くて、全然更新されていない
- どんな人が商品・サービスを販売しているのかわからない
- 会社概要には、住所と代表者氏名だけしか記載されていない
- 商品が競合他社と比べて何が優れているのか分からない
- 特定商取引法やプライバシーポリシーなどの記載がない
- そもそも、サイトへの掲載情報量が少なく、問い合わせをする気にならない
このようなサイトを見ると、もはや、すでに“あきらめている感”がWEBページからただよってきます…。
そのため、WEBを用いてマーケティング活動をしたいと思っている場合は、“現状の考え方”を変える必要があります。(何度も言いますが、WEBマーケティングの目的は、ネットを使ってお客さんの方を集めることで、名刺変わりにホームページを作ることではありません。)
しかし、「いま持っているホームページを、一体どのように変えていけばいいか分からない!」 そんな方は、次の2つの“WEBマーケティングがうまくいかない理由”を読んでみてください。
WEBマーケティングがうまくいかない2つの壁
WEBは、ユーザーの反応を見ながら、簡単に修正や改善ができる利点がありますし、広告のコストも紙媒体と比べて格段に安いです。(そのため、うまく活用すれば、最強の広告媒体になり得ます。)
しかし、一方で、WEBマーケティングには“2つの壁”があります。(多くの場合、この2つの壁を克服できていないので、うまくWEBを活用できていないのです。)
それは、
- お客さんに信頼されにくい
- お客さんに正しい価値を理解されにくい
という大きな壁です。
ご存知のように、WEBは対面などに比べると、お客さんから信用されるのには時間がかかりますし、商品・サービスも正しい価値をお客さんに理解してもらえません。
やることはたった2つ
問題点が分かればやることも明確になります。
要するに、WEBマーケティングをうまくやるには、次の2つのことができればいいのです。
- WEBからでも、お客さんに信用してもらえるようにする
- WEBからでも、商品・サービスの正しい価値を理解してもらえるようにする
具体的には、お客さんから信用してもらうために、「お客様の声」を掲載したり、「これまでの実績」を紹介したり、サービス提供者の顔写真や経歴などを載せていきますが、これは、ただ単に、これらの情報を掲載すればいいということではなく、“どうしたら、お客さんから信用してもらえるか?”ということを自分の頭で考える必要があります。(商品・サービスの正しい価値の理解についても同様です。)
ただ、この2つの壁を克服できれば、WEBは最強の広告媒体になります。そのため、いま、この場で、このことを覚えておきましょう。
「WEBマーケティングを活用して売上を上げる」ためにやることは、具体的には、“お客さんに信用してもらえる工夫”と、“扱っている商品・サービスの正しい価値を理解してもらえる工夫”をすることとなり、この2つのことができれば、自然とお客さんの方からアプローチしてくれるようになります。
以上、ご参考まで。
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