うざったいリファラースパムをGoogleAnalyticsから排除する方法

Google Analyticsは、サイトのアクセス状況が定量的に分析できるため、WEBサイトを運営している方にとっては、大変重宝するツールです。

ただ、ここ最近特に目立つのですが、Analyticsデータを見ていると、「この大量のアクセスは何だろう?」と思うことがあります。参照元を見てみると、「social-buttons.com」とか、「forum.topicXXXXXX.darodar.com」、「o-o-6-o-o.com」、「hulfingtonpost.com」など、一見するとそれっぽい参照元なのですが、これらは全てスパムです

これらは、最近流行っているリファラースパムというものです。※そのため、最近アクセス数が急増した場合は、リファラースパムの可能性がありますので、注意が必要です。特に言語設定が(not set)の場合は、十中八九リファラースパムだと思われます。

ここでは、リファラースパムの対処法についてご紹介します。

リファラースパムって何?

そもそも、リファラースパムとはどんなスパムなのでしょうか?

まず、リファラーとは、サイトにアクセスがあった際の“参照元のページ”のことを言います。(参照元のページとは、要するに、ユーザーが直前まで参照していたページことです。)

WEBサイトを運営している方は、Google Analyticsなどの解析ツールを利用して、この参照元ページを確認することで、自分のサイトにどんなページがリンクを張ってくれているかを確認することができます。

そして、リファラースパムは、この、Google Analyticsを使っているサイト管理者の“参照ページを確認する習慣”を利用して、アクセスさせたいページへアクセスさせるスパムです。

要するに、「僕のサイトには、どんなページから訪問者が来ているんだろう?」「ん?この大量のアクセスはなんだろう?(ワクワクッ)」「なんだ、リファラースパムじゃないか!(ムキーッ(怒)」となるわけです。

どんな脅威や不具合があるのか?

リファラースパムは、参照元ページをアクセスさせることを目的としているので、ページアクセスすることによって、不正なプログラムを走らすこともできますし、Amazonのアフィリエイトリンクに飛ばされることもあります。※そのため、現在、安易に参照元ページを確認することはおすすめできません。

そして、リファラースパムの最もうざい点は、Google Analyticsのデータがしっかりととれないことです。

Google Analyticsは、ユーザー数やPV(ページビュー)、平均滞在時間や離脱率など詳細なアクセス情報をとれる超優秀なツールですが、大量のリファラースパムからのアクセスのため、正規のアクセスとごちゃまぜになり、正しい情報がとれなくなってしまいます。※これは、WEBサイトの運営者としては、かなりうざったいことですね。

そこで、Analyticsを使う人は、リファラースパムの対処をしておきましょう。

リファラースパムの対処法

とりあえず、すぐにできる対処方法としては、次の2つの施策があります。

  1. まずは、Analyticsの設定でこのチェックを入れよう!
  2. フィルター機能でリファラースパムを表示させない

1)まずは、Analyticsの設定でこのチェックを入れよう!

Google Analyticsにアクセスしたら、上にあるメニューの『アナリティクス設定』をクリックして、画面右にあるビューの『ビュー設定』をクリックします。

アナリティクス設定画面

すると、レポートビュー設定画面が開かれますので、画面中頃にある『ボットのフィルタリングの既知のボットやスパイダーからのヒットをすべて除外します』のチェックを入れて保存します。

ボットフィルタリング設定画面

これで、Googleがスパムと判断したボットやスパムをAnalyticsデータから排除できます。

フィルター機能でリファラースパムを表示させない

ただ、スパムは常に新しいものが出てきますので、Googleの自動フィルタリングだけでは追いつかない場合があります。その場合は、少々面倒ですが、自分でフィルターを設定していきます。

例えば、アナリティクスの画面を確認して、「social-buttons.com」というスパムから大量のアクセスがあり、これを取り除きたいとします。

個別のフィルタリング方法としては、まずは、先ほどのアナリティクス設定画面にて、「フィルタ」をクリックします。

フィルタを選択

次に『新しいフィルタを選択』をクリックします。

新しいフィルタを選択

その後、以下の項目を入力していきます。

  1. フィルタ名を記載(※任意)
  2. フィルタの種類:カスタムをクリック
  3. 除外にて、フィルタ フィールド:参照をクリック
  4. フィルタ パターンを入力

フィルターの設定方法

※ここでの注意点としては、4つ目のフィルタ パターンのURLは、正規表現で入力する必要があるため、『.(ドット)』の前に、『バックスラッシュ記号』を入れる必要がありますので、お忘れなく設定してください。※バックスラッシュが無いと、正確にフィルタリングができません。

とりあえず、これで、フィルタ設定後は、アクセス解析データをかき乱すリファラースパムを排除することができます。(ちなみに、過去のアクセス解析データのフィルタはできませんので、スパムフィルターをやるなら、早めの設定をおすすめします。)

追伸:これまで排除したリファラースパムの一覧

ご参考までにリファラースパムの一覧を以下に記載しておきます。

social-buttons.com
4webmasters.org
o-o-6-o-o.com
humanorightswatch.org
simple-share-buttons.com
site31.social-buttons.com
site37.social-buttons.com
site35.social-buttons.com
www1.social-buttons.com
site36.simple-share-buttons.com
site21.simple-share-buttons.com
site14.simple-share-buttons.com
site40.social-buttons.com
site38.social-buttons.com
site36.social-buttons.com
site17.social-buttons.com
forum.topic47737746.darodar.com
forum.topic30433651.darodar.com
forum.topic51360525.darodar.com
forum.topic37860500.darodar.com
forum.topic43322041.darodar.com
forum20.smailik.org
priceg.com
blackhatworth.com
hulfingtonpost.com
s.click.aliexpress.com
bestwebsitesawards.com
cenoval.ru
hot-relations.net

■2015.4.8追加
googlsucks.com

■2015.4.15追加
theguardlan.com

■2015.4.16追加
buy-cheap-online.info

■2015.4.20追加
www.Get-Free-Traffic-Now.com

今度、おそらく、Google先生がこのスパムを放置するはずがないので、将来的には、Google側で勝手にフィルターをかけてくれるようになると思いますが、とりあえず、うざいリファラースパムを排除したいと思った方は、今回の設定方法を参考にしていただければと思います。

※追伸2:リファラースパムを言語設定でも排除する方法

上記の設定でほとんどのスパムを排除できるのですが、特定のリファラースパム(※例:free-share-buttons.com)などは、ドメインを指定しても、なぜかGoogle Analyticsに載ってきてしまいます。(本当にうざいです。)

そこで、ドメインを指定しても排除できないスパムが現れてきてしまったときは、別の方法(言語指定)でAnalyticsから除外しましょう。

※むしろ、こちらの指定方法の方が、Analyticsのフィルタを一回指定するだけでいいので、楽かもしれません

指定方法は簡単です。アナリティクスフィルタの設定画面にて、言語設定の『not set』を排除するだけです。

なぜ、『not set』を除外すればいいのかというと、ほとんどのスパムは言語設定が(not set)となっているからです。

リファラースパムの参照元言語

そこで、アナリティクスフィルタの設定画面にて、以下の通りの設定をして保存します。

リファラースパムの言語設定排除

  1. 新しいフィルタを作成
  2. フィルタ名を記載(※任意名でOK)
  3. フィルタの種類:カスタム
  4. フィルタフィールド:言語設定
  5. フィルタパターン:not set

これで、うざったいリファーラースパムを完全排除できました。

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