オウンドメディアは効果が出るまで続けることが大切です。そして、これが最も大変なことです。
ここでは、オウンドメディアマーケティングを始める際に、最低限知っておいていただきたいことをご紹介させていただきます。
オウンドメディアを運営するメリット
オウンドメディアの運営を成功させるには、最初にオウンドメディアの運営戦略をしっかりと立てて、目標達成のためにモチベーションを保ち続ける必要があります。
そこで、まずは、オウンドメディア運営のメリットを明確にしておきましょう。(メリットを明確にすることで、あなたのやる気を継続することができます。)
オウンドメディアの運営メリットは以下のものが挙げられます。
- ブランドの確立やファンの獲得ができるようになる
- 広告費を限りなくゼロにして、独自媒体で集客できる
- 限りなく少ない人員と費用で運営することができる
- 自由な情報配信がいつでもできる
- 一度、オウンドメディア運営がうまくいくと、後は自動的に集客や収益獲得ができるようになる
- 広告収入を得ることができる(サイトが資産となる)
- 本業に専念でき、さらなる利益を生み出すことができる
この当たりが特筆すべき内容です。
また、私自身も個人のメディアを持っていますが、そこからは毎月定期的な収入を得られる媒体となっています。収益の源泉は、Googleアドセンスとアマゾンアフィリとなりますので、一度、システムを組んでしまったら、あとは自動的に収益があがってきます。
上記は、とあるサイトのアドセンス収入例ですが、オウンドメディア運営がうまくいくと、このような形で、半自動的に収入が得られるようになります。(これだけでも、結構なモチベーションになりますね。)
必要なWEB戦略はたった一つだけ
ただ、やみくもにオウンドメディアを運営すればいいのか、というとそれも違います。
適当に作ったコンテンツをいくらネット上にアップしても、それ自体には価値がないので、アクセスも集まってきません。そこには、やはり、戦略が必要となってきます。
ネット戦略の大前提
- いまは、ネットで情報収集する人が大半
- 情報配信ができていない企業や事業家は、存在していないのと同じ
そもそも、いまの時代において、事業をやっている方は、ネットを活用できていない方は論外です。なぜなら、スマートフォンの浸透により、多くの方は、インターネットで情報収集しています。
そこに情報を届ける努力をしていないことは、事業家としては怠慢であり、多くのチャンスを逃していると言えます。
いまの時代のWEB戦略は簡単です。
ユーザー視点に立って、役立つ情報を配信する。
これだけです。
これだけを考えて運営するだけで、Googleはあなたのサイトを上位表示してくれますし、ネットユーザーは、SNSなどを用いて拡散してくれます。高い広告費用も綺麗なデザインのサイトも必要ありません。必要なのは、お客さんの役に立つ情報配信をすることです。(間違っても、綺麗なデザインが必要だと思わないでください。ご参考 → ホームページはデザインよりも中身で勝負したほうがいい件について)
うまくいかないのは、ユーザーに役立つ情報を提供できていないから
- せっかく作ったホームページにそもそも人が来ない
- サイトに人が来ても、お問い合わせをしてくれない
- 検索順位が上がらない
- 売上が上がらない
これは、多くのWEB担当者が悩んでいることです。
物事には原因と結果が存在します。
ホームページに人が来ないのも、間違いなく、その原因があります。そして、その原因を改善できたとき、はじめて、あなたのサイトにも人が来てくれるようになります。
ホームページがうまく活用できていない理由は次の通りです。
- 有益な情報配信ができていない
- 内部SEO対策ができていない
- 適切なキーワード選定ができてない
- コンテンツが少なすぎる
この当たりがうまくいっていない大半の理由です。(他にも細かい部分はいろいろありますが、それは、上記の対策ができてからでも遅くありません。)もし、WEBサイト運営がうまくいっていない場合は、まずは、あなたのサイトが、上記の条件をクリアできているか、チェックしてみてください。
WEBマーケティングを成功させるために、この2つのWEBメディアは必須
WEBマーケティングを成功させるためには、次の2つのページが必要となります。
- オウンドメディア(コンテンツページ)
- 成約型ランディングページ(セリングページ)
コンテンツページとセリングページに関する詳しい内容はこちらの記事をご確認ください。→ WEBサイト運営に必須な2種類のページ|コンテンツページとセリングページ
コンテンツページの最たる例は、オウンドメディアです。オウンドメディアについては、いまご覧いただいているこのページでも解説していますし、オウンドメディアマーケティングとは?というページでも詳しく説明しています。
また、セリングページとは、成約を目的としたページとなります。セリングページの例としては、オウンドメディア構築サービスや、お手軽WEBコンサルティングサービスなど、コンバージョンを目的としてます。
オウンドメディアの4つの書き方
オウンドメディアの書き方は、4つのパターンがあります。
- フリー型 :フリー型は、自由に記事を書くタイプです。例として、社長ブログなどが挙げられます。書く人のキャラクターが前面に出ます。
- ニュース型 :実際に起きた事実を元に、自分の意見を書くタイプです。ニュース性があるものが良く読まれます。書くネタが無くなったときなどに重宝されます。
- トピック型 :あるテーマを設定して、その内容を書くタイプです。特に役立つ記事系が多いです。「うまくいく5つWEBマーケティングのコツ」などが典型例です。
- リンク紹介型:WEB上に存在している役立つリンクを紹介していくタイプです。「すべて無料!役立つWEBツール7選」とかが典型例です。
どのパターンが一番ということはありませんので、書きたい内容に応じて当てはめてみてください。
成功したオウンドメディアのアクセス経路
現在、サイトにユーザーが訪れてくれる流入経路は次のようなものが主流です。
- 検索エンジン
- ソーシャルメディア
- RSSや参照URL
- WEB広告(PPC)
- その他、アプリ経由(Gunosy,NewsPicks,SmartNews等)
この中でも、最初にやるべき対策は、検索エンジン対策とソーシャルメディアの対策です。
この2つは、お金をかけなくても集客できる魔法の杖であり、ここから流入できるようになれば、おのずと他の流入経路も網羅できます。(広告だけは別ですが。)
考え方としては、まずは、無料でできることを全てやってから、次のステップに進んだ方が結果的にはうまくいきます。そして、具体的な施策としては、有益なコンテンツ制作が真っ先に着手すべきことです。有益なコンテンツがたくさんあれば、その情報が共有され、リンクを張られ、サイト自体が強くなり、検索エンジンにも表示されていきます。
逆にいうと、有益なコンテンツ制作ができなければ、WEBマーケティングがうまくいきません。
(補足:これは大切です!)コンテンツ制作は外注しないでください!
このようなお話をすると、文章を書くのが大変なので、コンテンツ制作を外注しようとする経営者の方もいらっしゃいます。
しかし、コンテンツ制作は、決して外注しないでください。
オウンドメディアは、その名のとおり、自分(自社)メディアです。自社のことは一番自社が知っています。サイト運営者の言葉で書いてください。
外注先に文章を書いてもらっても、どうしても、文章に熱意が宿りません。熱意のない文章は人に伝わりませんので、うまくいかないケースの方が多いです。(そのため、お金と時間のムダとなる可能性が高いのです。)
サイトの内部SEOはしっかりと対策しておく
ただ、いいコンテンツを量産すればいいのかというと、そこも、若干の注意点があります。それは、オウンドメディアの構成は、SEOに適したもので運用したほうがいい、ということです。(これを、内部SEOと言います。)
そこで、最低限チェックしておきたいSEO のポイントを以下に挙げておきますので、参考にしてください。
- タイトルの重複が無いか?
- ディスクリプションの重複が無いか?
- タイトルのクリック率は低くないか?
- クロールのリクエストはしっかりとされているか?
- 質の低いページはnoindex化されているか?
- ソーシャルで拡散されたり、検索エンジン上でクリックされやすいタイトルか?
オウンドメディア改善施策のプランニング例
「サイトの改善をしたいけど、何からやり始めよう…」と途方に暮れてしまうかもしれません。そんなときは、落ち着いて、まずは、行動計画から練りましょう。
- 計画を立てる(ゴールを明確にする)
オウンドメディア運営で、何を達成したいかを明確にする。ブランディングしたいのか、広告費を稼ぎたいのか、集客したいのか? - 誰が、何を、どのように実施するか、具体的な作業にブレイクダウンする
コンテンツの生産、内部SEOの改善、誰が?いつまでに? - 計画を実行し、その都度改善する
実施し始めたら、あとは、進捗確認。うまくいっているか?うまくいっていないとしたら、何を改善すべきか?
この当たりは、完全なプロジェクトマネジメント(一般的な仕事スキル)です。アクションプランシートを作るまでもないですが、4W1H(いつ、だれが、なにを、いつまでに、どのようにやるか?)くらいは明確にしておきましょう。※ちなみに、場所は特に問わないので、4W1Hです。
ネットには、活用できるツールがたくさんある
最後に、オウンドメディアを運営するうえで、使えるツールをご紹介しておきます。
- 市場調査(Googleキーワードプランナー)
Googleキーワードプランナーは、キーワード選定時に使えます。
Googleキーワードプランナー
- 競合調査ツール(Similarweb)
Similarwebは、競合サイトの状況を筒抜けにしてくれます。
Similarweb
- 自社サイト調査ツール(itomakihitode)
自社サイトの内部SEO状態を確認できます。
itomakihitode
- 現状確認(Google Analytics)
さすがにこれを入れていない人はいないと思いますが…必須ツールです。
Google Analytics
- RSS購読数の確認(Feedlyチェッカー)
Feedly購読されている数を確認できます。
Feedly Subscribers Checker 2
これらのツールは全て無料で使えますので、ぜひ、活用してみてください。
以上、ご参考まで。
本サイトをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。このサイトでご紹介させていただきました内容が、少しでもお役に立てれば幸いです。
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