WEBページを制作する際には、どんなページでも、キャッチコピーを考える必要があります。
特に、ランディングページ(セリングページ)のキャッチコピーは、超、超、重要です。
※コンテンツページとセリングページの関係性はこちら
間違ったキャッチコピーのイメージ
キャッチコピーという言葉を聞くと、間違った解釈をされる方が多いのですが、ランディングページの場合には、気の利いたセンスのいい言葉は、キャッチコピーになりません。
例えば、インターネットで『キャッチコピー』という言葉で検索すると、以下のような言葉が出てきます。
- おいしいを、ずっと。あたらしいを、もっと。(ケンタッキー)
- 話さなくてもわかる。話せばもっとわかる。家族だからね。(味の素グループ)
- 愛は食卓にある。(キューピー)
- お金で買えない価値がある(マスターカード)
- この星にたしかな未来を(三菱重工業)
- どこまで行ったら、未来だろう。(ソニー)
- 「ただいま」と「いってきます」の間にあるこの時間が私は好きだ。(積水ハウス)
- うれしいこと 全力で。(トヨタ自動車)
- 小さなクルマ 大きな未来(スズキ ※自動車)
- 学校を卒業すると、春は黙って行ってしまうようになる。(JR)
- 明日、世界が滅びるとしたら、今日、何をやるだろう。(セイコーホールディングス)
- ひとりで生きていけるふたりが、それでも一緒にいるのが夫婦だと思う。(ティファニー)
- ちょっと欲しいが、たくさんある(ユニクロ)
- ひとのときを、想う。(日本たばこ産業 JT)
上記は、有名企業のキャッチコピーの一例です。
もちろん、既に多くの方に認知され、ブランドを確立している有名企業のキャッチコピーであれば、これでも問題ないのですが、WEBサイトからコンバージョンを得ることを目的とするランディングページの場合には、全く違うアプローチが必要になります。(※と言うか、上記のようなセンスのいい言葉たちは、ほとんど役に立ちません。)
ランディングページのキャッチコピーとは
そもそも、キャッチコピーとは、ランディングページの場合、どの部分になるかというと、『ユーザーが、WEBページを見た時に、最初に目に飛び込んでくる文言』のことを言います。(※コンテンツページの場合は、記事のタイトルを初めに見る場所となりますので、キャッチコピーはタイトルということになります。)
※ランディングページのキャッチコピーサンプル
一番最初に見る文字ですので、キャッチコピーは非常に重要な部分なのですが、マーケティングをあまり理解していない方が、「キャッチコピーを考えなさい。」と言われると、先ほどの有名企業が使っているような、センスのいい言葉をイメージしてしまうので、注意が必要なのです。※実際、多くのWEB制作会社やマーケターでさえも、ランディングページのキャッチコピーの意味をはき違えている場合が多々あります。
キャッチコピーの役割と作り方のコツ
ここで、一度、キャッチコピーの役割についておさらいしておきたいのですが、ランディングページのキャッチコピーを作る理由は、読者に、本文へと読み進めてもらうためだけにを作ります。
ここは、重要ですので、もう一度言います。
ランディングページのキャッチコピーの目的は、読者に、ページ本文へと読み進めてもらうためだけにを作るのです。
インターネットユーザーの特徴は、ページの冒頭(※ファーストビューと言います)を見て、自分の欲しい情報があるかないかを一瞬の判断でしています。もし、そこに、自分の欲しい情報がないと思ったら、ユーザーは、すぐにブラウザの戻るボタンを押して、ページから離脱してしまいます。
そのため、仮に、WEBページ中程に素晴らしい内容があったとしても、キャッチコピーが失敗していたら、その内容が読まれることはありません。
そして、読者にページ本文に読み進めてもらうには、センスのいい言葉よりも、読者の欲求を刺激するキャッチコピーを使った方が、反応率が劇的に上がるのです。
読者の欲求を刺激するキャッチコピーとは、例えば、髪の毛の商品を扱っている会社が、
『髪は長い友達』
というキャッチコピーを使うよりも、
『髪の毛が増えて、自分に自信が持てました!』
というように、お客様の欲求(ベネフィット)を刺激した方が、「おっ、このWEBサイトには自分の欲しかった情報があるかも!?」と本文を読んでくれる確率が上がるのです。
まとめ
ここでは、ランディングページのキャッチコピーの作り方の基礎中の基礎のお話をご紹介させていただきました。
最後に、今回ご紹介したキャッチコピーのポイントをまとめさせていただきます。
- ランディングページのキャッチコピーは、センスのいいコピーではダメ
- キャッチコピーの目的は、本文に読み進めてもらうためだけに作る
- 読者に本文を読んでもらうためには、読者の欲求を刺激する言葉を使う
ランディングページを作る際には、最低限、上記の基本を押さえた上で、キャッチコピーを作った方が、より反応率が上がると思いますので、ご参考にしてください。
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